天使のメッセージ・1  

…誰の中にも導く魂がある。
いつでも誰かを導いている…
「生きがいの催眠療法」(2001.4.2)
カウンセラーになる前、「神との対話」を読む以前、大阪「奥山医院」で受けた「前世催眠療法」でドクターの誘導により、初めて天使と対話した時のエピソードです。
「生きがいの催眠療法」 (飯田史彦&奥山輝美:著PHP研究所を参考に、読んでいただければ幸いです。

【はじめに】
 奥山医院の「催眠療法」は、真理の解明ではなく、情報を有効活用して「生きがい」を見い出す、という目的のために行われている。(.…なので記憶自体の真偽には、あまりこだわらない)
それでも、催眠状態になることで自分の内面の深いところとコンタクトできて発見がある。
深く良好な催眠状態に入れれば、どんな人でも「高次の存在(しばしば光として現れる)」と繋がって直接的なメッセージを受けられるという。
 その「光の存在」は、人によって「神」「仏」「宇宙の法則」や「脳が自己分析した本当の自分」「心の中心にある善なる自己」などと解釈されるが、ここで大切なのは、そのメッセージを自分がいかに活用するか?という一点につきる。
ちなみに「光の存在」はとても寛容で、あらゆる人間を支え、許し、励ましてくれる。
ここでの「前世」については、H.ウォムバック博士の例え話「道路脇のテントにいるあなたに、1000人の通行人が『ペンシルバニア州の橋を渡った』と話したら、あなたはペンシルバニア州には橋がある、と納得しないわけにいかないでしょう」(飯田史彦著「生きがいの創造」p70)を参考にしている。
【当日までのこと】
 予約から当日まで、約半年。その後はもっと混んでいたが、縁のある人はキャンセル待ち一発で予約がとれることもあるし、時期が来ていない人は予約しても忘れてしまうことがあるという。
当時の私はとても不安があり、「上手く行かなかったらムダ足だ...」などと悩んだりしていた。
後で解ったが、タイミングが合わない時や準備が出来ていない時、(道を間違えた時なども)それと知らせるために「不安」という感覚が使われるということなのだ。
予約当日である半年後には、ちょうどタイミングが合っていて、良いメッセージを受け取れた。
【当日】
 催眠状態には入れたと思う。というか、作り話ならもっと上手いこと言えるな〜という内容だったのと、本気で泣いてしまったこと、とかで理解した。
催眠中も意識はあって、左脳で批判しはじめると覚めてしまうと説明された。
【テーマ】
 前世は、人によって国籍も性別も違い、自分の知りたいテーマに合わせた過去世に戻る(アクセスする)ように誘導される。
自分は、アトピーになる理由が知りたかったのだが、今回なぜか「自分の存在価値を知る」というテーマを出していた。
【内容(あらすじ)】
 その時見た前世での自分は、北欧から、侍のいる時代の日本(東北地方)に旅して来た(流れ着いた?)40代の男性。日本の文化を学んで、若い侍達に旅の経験や学問を教えたりしていた。
 世話をしてくれる日本の若い娘「おはなさん」(現世では姉?)に、想いを寄せられていたのに、歳が離れ過ぎていることと、実は故郷で妻子を捨てて来たうしろめたさから、彼女の想いに応えてやれず、そのまま彼女が死んでしまって、とても悲しい思いをしたらしい。
どうやら弟子の一人が、彼女に毒を飲ませて無理心中したようなのだ。
 そのことで、自分は「愛(情)を感じたら表現すること」をしないと自分の価値が解らなくなってしまう(表現するのをためらうたびに、自分の価値を減らしている)ということを悟った。
 ちなみに、捨てて来た妻は現世では父、子供は甥っ子。
そのまま前世の死を通り抜けて、魂になった時、前の妻子が迎えに来て「お疲れさま」と言われ、なんだか一つの映画か舞台を終えてきたような感じだった。
【対話に入る】
 ドクターが質問し、聞こえたメッセージや自分の心にうかんだ答えを録音、後日レポートにしてもらった。
ここでは、スピリチュアル情報として「神的高次元(宇宙)との対話」にあてはまる部分を抜粋してお伝えするので、参考にしていただければと思う。
A:が天使で、D:がドクターの言葉、R:が私の言葉です。
後で気づいたことを(かっこ)で、補足してあります。あまりに個人的なことは、省きました。
D:…〈前略〉それでは、そのまま(前世の自分が)死ぬ場面を通り越してください。そして貴女の魂が、宙に浮いたら教えてください。
R:浮きました。
D:今、宙に浮いてます?下を見たら(前世の自分の)遺体が見えます?
R:見えます。
D:今、宙に浮いたときに貴女が、何か決心したこと、決めたことはないですか?死んだ時に、決心したこと、決めたことはないですか?
R:ちょっとまだわかりません。〈中略〉
D:今、宇宙にいる貴女、周りを見て、周りを感じてみて、貴女を迎えにきている存在とかはいませんか?
 貴女に、声をかけてくる存在とか何かいませんか?感じませんか?
R:(前世での)最初の奥さんが…「お疲れさま」って言ってます。
D:どんな表情で?
R:笑ってます。
D:そしたら貴女は、どう思っていますか? それに、どう答えました?
R:すまなかったね。
D:そしたら、彼女なんて言ってます?
R:笑って、首を横に振ってます。
D:じゃあ、そのまま上に上がって行きましょう。その最初の奥さんと一緒に、そのままそこを離れて、どんどん、高く、高く、高く、上に上がって行きます。〈中略〉
 もっと高く上がって下を見ると、今の(前世の)貴女の人生が、1本の道のように見えてきます。
(前世で)貴女が見えなかったことも、見なかったことも、魂である貴女からは、すべてが見えます。
〈中略〉すべてが一瞬にして思い出されて、すべてが一瞬にして見えます。貴女の人生を、その高い、高い上から見て、何か気がつくこと、感じることはありますか?
R:人生ってすごい。
D:人生ってすごいな?
R:すばらしい。
D:じゃあ、もっと上に上に上がって行きます。〈中略〉もっと、高く上がって下を見ると、今の(前世の)人生が、1本の道のように見えてきます。そして、今生きている貴女の人生が、1本の道のように見えます。
 〈中略〉(2本の道が)近寄って来て平行に並びます。(二つの人生を)高い高い上から見て、何か気がつくこと、感じることはありますか?
R:まだ、よくわかりません。
 (実は、ビジョンとしては、「前世の道」は田舎の土の道、「今世の道」はアスファルトでガードレールまでついた道が見えていて、今回の人生はサポートがしっかりとついた道なんだな…と思っていた)
D:いいですよ、じゃあ、そこから上を見てください。上を見ると、どうなってますか?上は何が見えますか?
R:雲の間にぽっかりと、青空が見えます。
D:雲の間を抜けて、その青空の方へと、どんどん行ってください。〈中略〉どんどん進んでいくと、青空の先は、どうなってます?
R:宇宙に出ました。たくさん星があります。
D:たくさんの星の中で、全部、ぱぁーっと見て、貴女を特に呼んでる星がありませんか?
R:目の前に、煙りのようなフワフワしたものがあります…
D:目の前に煙りのようなフワフワしたものがある?その中に入って、そしたらどうですか?中はどうなってます?中に、階段だとか、建物だとか、人はいませんか?
R:天使がいます。
D:天使はひとり?
R:ひとりです。
D:天使は、どんな表情をしています?
R:これは作り物だ…彫刻です。
D:本物に会わせてって、作り物の天使に言って。そしたら、どうですか?
R:「まだ、だめだ」って、言われました。
D:なんで、だめなの?
R:「準備ができてないから。」
D:「私の何の準備ができてないの?」って、聞いて。
R:「まだ小さいから。幼いから。」 (器が小さい。高次元としっかり繋がっていない時なので、パイプが細い)
D:「そう言わずにちょっとだけ、本物の天使のところへ連れてって」って。「今日は、特別だから」って。そしたら?
R:今、すこし空を飛んでます。
D:空を飛んで、そして?どこに着きました?本物の天使は、どこにいました?
R:宇宙の中心のように、光がいっぱいあるところ。
D:天使は、姿が見えますか?
R:見えます。
D:どんな表情?
R:表情が、見えない。私が怖がっているから。(私は下を向いていた)
D:本物の天使は、貴女が来て、なんて言ってますか?
R:「ようこそ」
D:その本物の天使に、貴女は心の中で聞いて。そしたら、答えはすぐに心の中に返してくれます。
 「天使さん、私の自分の存在価値はなんですか?教えてください」って、そしたら?
A:空っぽ。 (愛が満ちていない)
D:「空っぽって、どういうことですか?もう少し、わかりやすく教えてくださいよ」って、そしたら?解説してくれるよ。
A:「響かない」
D:空っぽで、響かない?「ますますわからないんですけど、どういう意味ですか?もう少し、私に教えてください。空っぽで、響かないって、どういうことですか?」って。
A:感じることが、少ないから。頭で考えるから。 (心を凍らせている)
D:「じゃあ、私、これからどうしたらいいんですか?」って。
A:「もうすぐ、響くようになる」
D:天使に向かって聞いて、「今回の私の人生の目的はなんですか?教えてください」って、そしたら天使さんは何て言ってますか?
A:「(人生の目的は)愛。 貴女は(自分の心を)踏みつけようとしている…(その)心を、開放する」
D:「私は、どんな心を踏みつけようとしてるんですか?」って、そしたら?
A:愛していること…を、もっと… (泣き出す)
 愛していることをもっと伝えなければいけなかった。おはなさん(前世で殺された娘)に…
 (自分の愛を正直に伝えることは、他の誰かを傷つけることだと思っていた)
D:じゃあ、天使さんに向かって聞いて、「私これからどうしたらいいの?今の私は、どうしたらいいんですか?」って、そしたら?
A:「愛情をもっと出す」
D:「愛情をもっと出すには、どうしたらいいですか?」って。
A:あなたには、わたしを与えたのだから、愛を上手に…や・り・な・さ・い。(チャネリングに慣れていないので言葉が一語ずつしか入って来ない)
D:「上手にやりなさい」ね。
A:貴…女…らしい、言葉で…言ってあげる。貴女が、ここまで来たようにして、わたし(魂の光)をもっと出しなさい。わたし…は、貴女の…、ノ、ボ、リ、リュウ(前世のビジョンに出て来た、戦(いくさ)のシーンの「幟(のぼり)」が見えて、混乱している。本当は、エネルギーのスパイラルをあらわしていたらしい)
D:いいですよ、その情報は全部貴女のなかに持って帰って来ますよ。
後にチャネリングで高次元に聞いて解ったこと:メッセージの意味は--
「貴女には、わたしの愛と光のすべて(天使の力)を与えたのだから、ここまで無邪気に昇って来たようにして、愛と光をもっと表現しなさい。わたしは貴女とつながっているのだから。」(繋がっている光が、龍に見えた)と言われていたのだった。
D:全部それを持って帰って、天使さんに聞いて。「天使さん、天使さん。ところで私、アレルギーの病気で困っているんだけど、アレルギーの病気の治し方を教えてちょうだい」って、そしたら、天使さんは何て言ってます?
A:貴女は、止まっていることが多い。止まらないで、こういうふうに…「こういうふうにと言うのは、相手の言うことをとどめないでしゃべっているということです」…出すと、とても貴女のためのなる。貴女は、あせりすぎています。
D:天使さんのメッセージも、すべて貴女は持って帰りますよ。
 天使さんに、もう1つ別のことを聞いて、「天使さん、天使さん。ところで、今の仕事の今後の展開、私は何をすべきなんですか」って、そしたら、天使さんは何て言ってます?
A:身体…が、落ち着く…ようになると、自然に、貴女自身のことがわかる、(心の)声が…する。声がすると、止まらないで歩くことになる。
D:じゃあ、その続きも全部、貴女の頭の中に持って帰りますよ。
 「天使さん、ところで、私のお父さんと、お母さん。お父さんから、私は何を学ぶんですか?お父さんとの関係は何ですか?」
A:おまえは、愛しているのに、何もしない。何も…感じようとしない。
D:お母さんからは?「お母さんからは、私は何を学ぶの?」って。
A:愛することを。相手(母)…がまず振舞う、表現する、無邪気に…無邪気になって。(愛のお手本)
D:〈中略〉天使さん、私のこの人生、ここまで順調ですか?」って。
A:順調だけど、努力が足りない。今、まだまだまだまだ、愛情を持ちながら、出し切っていない。出し切っていく方が…いい、…身体に必要だ。
D:天使さんに最後に聞いて、「天使さん、天使さん。ところで、本物の天使さん、あなたのお名前は何ていうんですか?」って。
A:ガブリエル。 (人間をサポートする天使の名字が、総じてガブリエルというらしい)
D:何で、ガブリエルさん、あなたと繋がるんですか?って。私、何であなたと結ばれるんですか?って。
A:身体が近いから。
D:これからも、ガブリエルさん、私とお話できますか?って、そしたら。
A:できる。
D:どうしたら、ガブリエルさん、あなたとお話できますか?
A:描くことをやめないで、いいのに…や、め、たりするから、いつも、もどかしい。
D:じゃあ、私は描き続けていいんですか?って。私、描いてるほうがいいんですか?って。
A:描いてないことが多すぎる。
D:私、まだまだ描く能力があるんですか?って。
R:(天使が首を横にふって、わざと少し叱るようなしぐさ)「当たり前だ」って。「まだまだまだまだ、何もしてないじゃないか」って。
D:私が、書きつづけたら、天使さん、ガブリエルさんは、喜んでくれますか? 私を祝福してくれますか? 私を守ってくれる?って。
A:守るのは、当然。 大丈夫だ、か、ら…、足を…と、め、ないで、できる限り、立派に(エレガントに)やって…ごらん。
D:ガブリエルさんをしっかりと見て、しっかりと見たら、ガブリエルさんはどんな表情になってます?もう見える?
R:彫刻のように、しなやかに微笑んでいます。
D:じゃあ、ガブリエルさんのもとを離れて、もといた貴女の安全な場所へと戻ります。安全な場所へ戻って、足をしっかりと地につけます。…〈中略〉
 しっかりと戻ってきます。戻って来ましたか?
R:はい。
D:(魂が、身体の中に戻る前に)身体の周りを見てください。何かヘンなものはついてきていませんか?
R:……悪魔がいます。 (悪魔は光のそばには行かれない「波動が低い」ので、そこで待っていたらしい)
D:悪魔がいる?どこに?
R:自分の前に。(黒くて小さい悪魔が、右の足下にいるのが見える)
D:自分の前の悪魔は、どんな表情で?
R:意地悪そうに笑っている。(三日月型の口で、ニヤーっとしている)
D:何て言ってます?貴女に向かって。
R:当たり前のことを聞いた。(実は私は、さっき出会ったのがメジャーな天使だったので、がっかりしていた)
D:そこから上を見て、ガブリエルさんはまだいる?上のほうに見える?
R:(雲の間から)覗いています、こっちを。  (↑このページのトップのカット参照)
D:ガブリエルさん、この悪魔なんとかしてよ。私、連れて帰るわけにいかないのよ。って、そしたら?
A:この悪魔は、貴女のです。
D:この悪魔、持ってかえっていいんですか?って。
A:連れて行きなさい。役に立つから。
D:貴女はどうですか?その、安全な場所にいる貴女は、その悪魔を連れて帰りますか?
R:あっ…(考えてじっと見ていたら、胸の中にピョンと入って来て、丸くなった)
D:入ってきちゃった?
R:入ってきたみたいですけど、小さい猿になっています。(薄茶色のかわいい日本猿の子供が、丸くなって安らいでいた)
D:嫌な感じします?
R:今はまだ、嫌な感じはしませんけど…
D:なんとかやっていけそう?それともひっぺがしますか?
R:彼は、私の中で安心している。気持ち良さそうにしています。(愛しく思えてくる)
D:貴女はどうしますか?そこで眠っている猿みたいなのを、そこでひっぺがして捨ててしまいますか?それとも持って帰りますか?どっちがいい?
R:これは、選択しなければ…。この子は、私の子だ。だから(持って)…帰っても(大丈夫)、(捨てたら)もったいない。(宿主である肉体を守っている存在らしい。インドの猿の神様「ハヌマーン」と名付ける)
D:じゃあ、その子を連れて帰ったまま、そのまま、今この時へと戻ってきます。
 さあ、あなたは、今この時へと戻ってきます。

【体験からのまとめ】
 「光の存在」が言うには、人間は「愛」をテーマに生まれてくる(愛を育てたり表現することが目的の)存在なので、それをやめたら確かに「存在意義」を失うのはあたりまえなのでした。
当時、日本人の私の守護神が天使だとは思わなかったので驚きました(笑)。どうりで教会に誘われたり、マンガの資料として聖書に興味を持ったりしていたなぁ…と思います。
その後、漫画家からカウンセラーになり、(2005年以降)スピリチュアルに目覚めていった流れを考えると、天使に言われていたことが現実になっているとわかります(笑)。
 このあと、カウンセラーになってからレイキを受けた時、もう一度この守護天使と対話することになったのが「願いが叶う祈り方」でした。その後、それが「引き寄せの法則」と呼ばれるようになる前のことです。
当時、この情報は皆に伝えるべきだと感じ、メッセージを記事にしたり、セッションやセミナーを行うようになったのでした…。
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